登録団体詳細
対馬市役所
団体情報
- 団体名
- 対馬市役所
- 団体種別
- 地方自治体
- 所在地
- 長崎県
- 設立年月
- 2004/ 03
- 設立目的・事業内容
- 対馬市は九州と朝鮮半島の間に「飛び石的」に位置する国境の島で平成16年3月に旧6町(厳原町、美津島町、豊玉町、峰町、上県町、上対馬町)の合併により誕生しました。朝鮮半島とは49.5kmと近く、天候の条件がよければ肉眼で朝鮮半島を望むことが出来ます。その近さから、ツシマヤマネコ(絶滅危惧IA類)をはじめ日本本土では見られない希少野生動植物が数多く存在します。また、古くから大陸文化の玄関口としての役割を果たしてきました。1607年から1811年の間には朝鮮通信使が12回来島し、豊臣秀吉の朝鮮出兵以降断絶していた両国の国交回復に大きな役割を果たしました。平成29年10月にはその朝鮮通信使に関する記録がユネスコ「世界の記憶」に登録されました。 このように社会的資源が豊富な自治体ではありますが、歯止めのかからない人口減少や少子高齢化により、雇用・教育・医療・福祉・交通機会の喪失など数多くの問題が顕在化しています。こうした厳しい状況のなか、地域主体の地域づくり、市民協働のまちづくりを推し進めるため、対馬市では平成27年に対馬市総合計画を策定し、今後10年間の対馬市の政策の指針となる第2次対馬市総合計画を策定しました。 「自立と循環の宝の島 対馬」を目指し、「ひとづくり」、「なりわいづくり」、「つながりづくり」、「ふるさとづくり」の4つの挑戦により、「みんなが主役になる希望の島」、「地域経済が潤い続ける島」、「支え合いで自立した島」、「自然と暮らしが共存する島」を目指すべき将来像として定め、その実現のために市民の皆様はもちろんのこと、島外の多様な「人財」や大学等の各種関係機関と協働を推進しています。
- 活動分野
- 教育、都市開発・地域開発、環境管理、自然環境保全、市民参加
- 活動国
- 大韓民国
- 活動実績(国内)
- (1)影島区との交流 昭和61年に旧6町が韓国釜山広域市影島区と姉妹縁組を結び、以来毎年交流活動を行っています。平成17年に対馬市として再締結しました。なお、平成7年からは双方の行政職員が参加する交流行政セミナーを開催しています。両地域において行政に関するテーマを決め、それぞれ事例発表、質疑応答を行っています。 (2)対馬釜山事務所の設置 平成15年3月に旧6町で財団法人対馬国際交流協会を設立し、韓国釜山市に「対馬釜山事務所」を開設しました。韓国内における対馬の窓口として、交流活動の連絡調整や観光客誘致などを行っています。 (3)朝鮮通信使縁地連絡協議会の取組み 対馬では朝鮮通信使に縁のある自治体、団体のネットワークづくりを進めています。平成7年に誕生したNPO法人「朝鮮通信使縁地連絡協議会」には、平成29年7月1日現在、自治体18、団体68、個人104が加盟しています。結成以来、毎年持ち回りで全国交流大会を開催しており、平成24年からは朝鮮通信使の関係資料をユネスコ記憶遺産に登録する活動に取り組み、平成29年10月31日、「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ記憶遺産(世界の記憶)に登録されました。 (4)日本歌謡大会 毎年6月に、対馬市・在釜山日本国総領事館・社団法人釜山韓日文化交流協会の三者の共催による「日本歌謡大会」を釜山市で開催しています。1998年に日本大衆文化開放が韓国政府により推進されたことで、日本文化に興味を持った多くの学生や一般人を対象にして、日本歌謡に対する関心と理解を通じ、両国間相互理解と友好増進を目的としています。
- 活動実績(海外)
- SDGsへの取り組み