ボランティア活動とは?どんなもの?どんな経験ができる?


皆さん、ボランティア活動に参加したことはありますか?
PARTNERにも様々なボランティア活動の募集が掲載されていますが、ボランティアに参加するとどんな経験ができるのか、今のキャリアや生活にどう活かせるか、気になる方も多いかもしれません。
そこで今回は「ボランティアって実際どんなものなのか、よく分からない」「参加するとどんな経験ができるの?」という疑問にお答えするため、ボランティア活動についてご説明します!


(こちらもオススメ!)2024年夏休み期間に参加できる!ボランティア関連情報のご紹介はこちら


【目次】

1.ボランティア活動とは?参加人数や傾向

そもそも「ボランティア」という言葉はどう定義されているのでしょうか?
厚生労働省のページでは、次のように記されています。

ボランティア活動は個人の自発的な意思に基づく自主的な活動であり、活動者個人の自己実現への欲求や社会参加意欲が充足されるだけでなく、社会においてはその活動の広がりによって、社会貢献、福祉活動等への関心が高まり、様々な構成員がともに支え合い、交流する地域社会づくりが進むなど、大きな意義を持っています。
(出典:ボランティア活動(厚生労働省公式ホームページ政策について)) 

では、ボランティア活動に参加している人はどんな人たちなのか、どんな傾向があるのでしょうか? 調査を基に見ていきましょう!


参考調査: 「市民の社会貢献に関する実態調査」(2022年度/内閣府)
調査対象: 全国に居住する満20歳以上の男女8,200人   調査の時期: 令和4年(2022年)11月~12月

ボランティア活動の経験がある人はどれくらいいるの?

調査によると、2021年の1年間でボランティア活動をしたことがある人の割合は全国に居住する満20 歳以上の男女8,200 人のうち、約17%となっております。

どんな人がボランティアに参加しているの?

年齢別に傾向を見てみましょう。
割合が高い順で、「70歳以上」「60~69歳」「40~49歳」となっています。年齢を重ねるにつれ、ボランティア活動を経験している方が多いようです。
とはいえ、全体的に約15%~20%程度と、大きな差はありません。


性別の傾向はどうでしょうか?
ボランティア活動経験がある、と答えた男性は約19%、女性は約16%と、やや男性の方が高い傾向にありますね。

どんなボランティアに参加しているの?

ボランティア活動に参加した分野を見ていくと、「まちづくり・まちおこし」「子ども・青少年育成」「地域安全」がTOP3。生活に身近な分野が上位を占めていることがわかります。

「国際協力・交流」のボランティア活動に参加した割合は、約7%。今後、より色々な方に興味をもっていただきたいですね!

参加した理由は?

ボランティア活動に参加した理由上位を見てみると、「社会の役に立ちたいと思ったから」が約60%で、最も多い理由となっています。
一方、「自己啓発や自らの成長につながると考えるため」や「自分や家族が関係している活動への支援」という理由が2番目、3番目となっています。
社会のためだけでなく、自分や家族のために取り組む方も多いようですね!

まとめ

ボランティア活動に参加したことのある人は2割未満と意外と少ない結果に驚きました。
一方、参加したことのある人の年齢・性別の結果を見ると、大きな偏りはなく様々な人が取り組んでいるようですね。

PARTNERでは、特に国内外の社会課題解決関連のボランティア活動に関する情報発信に取り組んでおり、自然環境保全、安全管理、社会保障、保健医療など、さまざまな分野のボランティアの募集が随時掲載されています。
他にも多様な分野の募集がありますので、一度どのような募集があるのか覗いてみませんか?


2.どんな経験ができるの?キャリアに活かせる?ボランティア経験者の声をご紹介!

PARTNERには、国際協力や社会課題に取り組む方々へのインタビューが多数掲載されています。 その中で特にボランティア経験について触れている記事をご紹介しますので、是非イメージを膨らませてみてください!

大学入学後、国際ボランティアサークルの門を叩いた。【若山 空也さん】

まずは、2021年度JICAインターンシップ・プログラムに参加した若山空也さんの記事をご紹介!若山さんは、大学入学後参加した国際ボランティアサークルでの活動について語っています。
若山さんが国際ボランティアサークルに参加した理由は、「とにかく海外に行きたい!」という気持ちがあったから。元々は、国際協力やボランティアへの興味はほぼなかったと言います。
サークルでの初めての活動はインドで、現地のNPOやNGOの支援活動への参加やJICAインド事務所の見学などを行ったそうです。若山さんは、サークルに入る前は国際協力という世界があることも知らなかったそうですが、途上国の現状を目にして強い「違和感」を感じ、国際協力のフィールドで医療の知識と技術を活かしてみよう、と思ったと語っています。

この記事では、若山さんのインドやフィリピンでのボランティア体験についてもインタビューしています。


▼記事を読む!

10代で海外を選べなかった“悔しさ“が挑戦への原動力。【ROOKIES】

高校の夏休みに、ガーナのチャイルドケアボランティアに参加。【坪井詩綺さん】

次にご紹介するのは、文部科学省が推進している留学支援制度、トビタテ第4期生として、2018年にアフリカ・ガーナ共和国へ渡った坪井詩綺さん。
高校の夏休み24日間を利用し、国際ボランティア・インターンの派遣で実績のある団体のチャイルドケアプログラムに参加されたそうです。
参加を通じて、ためらわずいろいろとチャレンジできるようになった、と坪井さんは語っています。
学生の皆さんは、夏休みなど長期休暇を利用して参加できるボランティアを探してみるのも良いかもしれませんね!

この記事では、坪井さんがどうしてプログラムに参加したのか、参加にあたってのステップなどについてインタビューしています。


▼記事を読む!

ガーナにトビタテ!児童労働の現実を自分の目で確かめたい。【ROOKIES】
高校生のうちに踏み出す一歩には、一歩を越える価値がある!【ROOKIES】

働きながら寄附したり、ボランティアをしたりしたのが国際協力に興味をもったきっかけ。【長島 千野さん】

国際協力NGO職員としてインドネシア、ラオスに駐在されているという長島千野さん。
長島さんは民間企業に就職した後、「お金のためだけに働くのではなく、社会貢献など何か人の役に立つことがしたい」と感じ、働きながらNGOへの寄附や、ボランティアをされていたそうです。その後、民間企業からNGOに転職し、国際協力のキャリアを築かれました。

働きながらボランティア活動をされていた長島さんが、どのようなキャリアを築かれたのか、是非ご一読ください!


▼記事を読む!

ジェンダー平等達成のために国内外のアドボカシー活動に取り組む。【キャリア図鑑】

PARTNERでは他にもボランティア経験者インタビューを多数掲載!


3.PARTNERでボランティアを探してみよう

PARTNERでは、国際協力団体によるボランティア活動の募集を掲載しています!
掲載されている募集は、実施団体や地域・国、課題もさまざまです。

どんな募集があるのか、どんな条件があるのか、一度確認してみませんか?



※「求人・研修を探す」ページから、「勤務形態」を「ボランティア」で絞り込みすることで、ボランティアに関する募集で絞り込み検索することが可能です